« 2010年11月 | トップページ | 2011年1月 »

発達遅滞の児童が元気に朗読が出来た 感声の大きな成果

 習志野市のNPO法人希望の虹では、職員・関係者が毎日「アイモの発声」といって感声アイモが提唱する「発声練習」を平成22年1月から毎日行い丁度1年になります。
 平成22年の10月頃からは「おくのほそ道」の朗読を行い始めました。
 約3ヶ月ほどで「おくのほそ道」が出来るようになってきました。そこで覚えた人と声をかけると小さく手を挙げる子が出てきました。

 その中の1人は発達遅滞と言われており、施設では人前で話をした姿を見たことがありませんでした。その子が恥ずかしそうに前に出て元気に「おくのほそ道」の朗読をしたのです。それにはその子を知る職員もびっくり。
 感声アイモの発声と朗読を活用したコミュニケーション支援が、その効果を着実に発揮し始めたのです。

H22121_2
発声と朗読から読み聞かせまで当初は15分程度だった集中力が約1時間以上持続するようになりました。

 こうした経験は、すでに多くの知的障害者施設でも結果が現れています。
 しかし、この施設での大きな特徴は、小学校に通う児童が「おくのほそ道」を暗誦し、みんなの前で積極的に発表が出来た点です。そこには今日までとは大きな違いがあります。

 それは、特別支援を要する児童の教育に大きな希望と展望が開ける第一歩と言えます。さらに発達が進み健常と言われる状態に限りなく近づき、中学・高校・大学へと進む中で「発達障害・コミュニケーション障害」自体を克服して一般社会の中で生活していけるようになる大きな可能性が期待できますです。

 今日まで実施してきた多くの施設では「高齢化」が進み、自力で中学・高校・大学へと進み社会自立するには時間的に難しい状態にありました。
 この児童の発達のはプロセスが1つの典型となり、全国に広がるとすれば現在急増する特別支援を要する児童の新たな教育に大きく貢献出来ます。

 今後、施設ではこの経験を地域に広めていく為に新たな施設を開き全国的に普及していく拠点としていくという大きな夢を持っています。
 感声アイモは、特別支援を要する児童をたくましく元気に成長させる企画として、NPO法人希望の虹に提案し実施し実現させていくこととしています。

 実現出来なければ多くの努力が無駄になります。児童も急速な発達が期待できる時期は限られています。小学校の内にこの育成プログラムを体験すれば大きな可能性が開けることは今日までの体験から明らかになっています。
 家庭が学校がこの現実に気付き全国に普及・実施されることを願っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

地域の朗読指導 (鎌ヶ谷市での地域活動 )

 平成22年は、新しい事業として地域の児童育成に取り組んでいます。
 その1つとして「児童朗読教室」の開催があります。

H22
元気におくのほそ道を朗読する児童

 大きな声を出して本を読む習慣は非常に大切です。「読み聞かせ」と合わせて行うことは児童の健全育成に欠かせません。「読み聞かせ」を情操と知識をめざしたものと限定することはありません。その先のコミュニケーションに発展させ、さらに高次元の「能力開発」に繋げていくことが大切です。

 何から何まで「教え」て教えたことだけを理解するようにするのは、教育のほんのごく一部です。自ら進んで学ぶには、大きな好奇心と探究心を養わなければなりません。記憶するだけで1時のテストの点数が上がるだけを求めた教育で、その力を養えるでしょうか。能動的学習にこの声を出す習慣を活用することが大切です。
 本来の教育は自立出来る人材を育成し社会に貢献する大きな使命を自覚出来る人材育成に発展しなければなりません。そこには「美」が欠かせません。美しい教育は自発性と積極性を醸成し創造性を磨きます。

 乳幼児から「読み聞かせ」をすることは非常に重要ですが小学校からはそれと合わせて大きな声で読む「朗読」の習得が必要です。
 そこには音読と朗読の区別を明確にする必要があります。家庭でもこの区別がつかず教師も出来ないとなるとなるとどうやって「コミュニケーション」能力を高めることが出来るでしょう。
 音読は声を出す為の基礎にはなりますが、美しいレベルのものにはなっていません。本の棒読みは単なる音読の域にあり、朗読は美の領域にあります。教育から美が失われて学習障害が増加しているのではないでしょうか。そこに教育の危機を感じます。

 今は、教育が「出来ないことはしない」だけでなく「なにをすれば良いのか」すらわからなくなってきているような感があります。小さいうちから大きな声を出すことが「脳」の発育を促進し基礎体力を向上させます。そして社会で大きな問題にまでなっている「コミュニケーション障害」の克服につながることを理解してほしいと願っています。

 出来ることはやったので後は子どもの問題・結果を天と運に任せるような教育は根本から考え直さなければならないのではないでしょうか。

 児童は、大人が当たり前に「古典」を美しく読み、自分たちが出来ない大きくて美しい声に非常に大きな好奇心と興味を持ち、まねしようとします。それが教育の大きな要素になっていることをもっと広めたいと思います。


 特別支援学校・学級を必要とする児童が急増しており、障害者増加の底辺を広めています。それは家庭と学校と地域の教育力の低下に1つの原因があることを真剣に考えなければなりません。

 感声アイモは、今までの活動を通じてこうした思いを痛感するようになりました。知らないうちに無責任に児童の成長しようとする力を削いでしまう教育には大きな問題があります。
 本当の教育を放棄することはやめましょう。結果のでない教育にはどこかに問題があることに気付いてください。子供達と日本の将来に大きな不安を残すことのないようすぐに声を出す教育を始めましょう。

 子どもに小さいうちから大きな声を出す習慣を付けましょう。それ為には大人が美しく大きな声が出せるようになる必要があります。大きな声を出す運動を地域から全国に広めたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

地域の生き甲斐づくり 絵画教室 (鎌ヶ谷市での地域活動)

 心も体も元気に生きるには生き甲斐が重要です。

 その1つ、絵が描きたいという願いが生き甲斐づくりにつながっています。

 どうすれば思い通りの絵が描けるようになるのでしょう。その道は多少の時間がかかります。
 「絵の書き方」を教えてほしい。という要望には確実に応えることが出来ます。しかし「絵を描く」のは知識として手法を理解しても実際に描けるものではありません。先ずは「見る力」を養うのが近道です。描きたいものがしっかりと見えなければ描ける道理はありませんが、誰も自分が「絵を描く」為のものの見方を知らないので上手く出来ないのです。


H2212
写真は、菅原の絵を真剣に見ている参加者の皆さん


 次に「手が思い通りに動く」ことが出来なければ描けませんが、誰も自分の手が「絵を描く為の動き」が出来ないとは思っていません。

 今の世は、知識が優先して自分には何が出来るのかを知らない人が多すぎます。引きこもりやニートにもよりレベルの高い技能を軽視している人が多いのではないでしょうか。資格を取ることも大切ですがまず本来の能力を高めることも欠かせないのではないでしょうか。

「絵を描くこと」さえ満足に出来ない常識がまかり通っています。その常識が能力の向上を妨げます。

 高齢者の「生き甲斐づくり」には、出来ないという「常識」を意識から解消していくことが肝心です。目が見えて手が動く人は誰でも思い通りの絵が描けるようになります。
 才能の問題ではないのです。

 いくつになっても若々しい心と好奇心さえあれば能力を高め「生き甲斐」を簡単に見つけることが出来ます。
 感声アイモは、そうすることで地域の生き甲斐づくりの底辺を広げていく為に「絵画教室」と「朗読教室」を開催しています。

 参加している皆さんは元気はつらつに絵を描き、どんどん上手くなって作品を自宅に展示出来る人も増えています。グループ展が開催出来る日を楽しみにしています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年11月 | トップページ | 2011年1月 »